顔の老化の中で、まぶたやほおの弛みやひたいや目じりのシワなどが、いろいろ研究され、予防法や治療法が編み出されているのに対し、鼻の老化はあまり話題になりません。しかしいわゆるみけんのシワといわれるものには必ずといっていいほど鼻根部のシワも気にされている場合が多いなど、意外とあるものです。日本人をはじめとする東洋人の鼻は骨や軟骨の土台の発達がそれほどではなく、皮膚、特に鼻先の皮膚が厚いのが特徴です。白人は全くその逆で、骨や軟骨といった骨組みが発達していて、薄い皮膚がそれに被っている状態なのと対照的です。白人の鼻の老化は、鼻先が次第に垂れ下がる傾向にあり、それを補正するために鼻先を上げる方法が採られます。もちろん皮膚が余ってしまいますので、鼻の背の下上3cmくらいのところで大胆に切り取ってしまうくらいです。それでも白人の皮膚は傷あとが気にならない程度に治ってくれるので実用になっています。東洋人がそのまねをしたら、目立つ傷に悩まされることになるでしょう。
ダイエット理論の一つは、「昔から食べなれていたものを食べよう」ということです。なぜか?理由は、昔から食べていたものは、胃腸が記憶しているため、消化しやすいからです。「カントリーパワー」といって、その人の生まれ育った土地の水や食べ物が、その人にもっとも合うし、消化もしやすいのです。前にも述べたとおり、消化の悪い食べ物は腸壁に消化できなかった不純物がたまるので、太りやすくなるのです。だから、「やせる」と言われる食品も安易に飛びつくのはおすすめできません。たとえば、少し前に流行したカスピ海ヨーグルト。日本人は昔から、乳製品を食べ慣れていません。ですから、ダイエットや便通のために一生懸命ヨーグルトを食べるのはかえって逆効果。うまく消化できない食べ物は、「腸にたまる→腸壁にバリアができる→腸が栄養を吸収しにくくなる→栄養不足になり代謝が悪くなる→太る」になりますので、要注意です。
さいきん、興味深いデータが発表された。毎日、三時間以上テレビを見ている子供に肥満児が多いというのだ。意外なことに、この傾向は都市部よりも農村部で顕著であるという。外で遊ぶ場所がありそうな農村部の子供は、かえって外で遊ばず、都市部の子供たちは放課後、習いごとや塾などが忙しくて、テレビを見る時間が持てないのだろう。テレビを見ているときは、体を動かすことがなく、スナック菓子などをタラタラ食べながら、見続けてしまうことがある。市販のポテトチップス一袋で、おにぎり二個分のカロリーがあるのだから、食事がきちんととれなくなり、脂肪分からでしか日常のエネルギーを補給できず、肥満となる。それらはやがて、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病を誘発する原因となっていく。子供たちはいやおうなしにこの現実にさらされている。